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New Yorkers’English ニューヨーカーはこう話す・こう考える―ニューヨーカーの“生の英語”を聞き取ろう! (CD BOOK)
New Yorkers’English ニューヨーカーはこう話す・こう考える―ニューヨーカーの“生の英語”を聞き取ろう! (CD BOOK)
New Yorkers’English ニューヨーカーはこう話す・こう考える―ニューヨーカーの“生の英語”を聞き取ろう! (CD BOOK)
吉村 幸子
定価: ¥ 1,785
販売価格: ¥ 1,785
人気ランキング: 31863位
おすすめ度:
発売日: 2006-02
発売元: ベレ出版
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
面白いけど
自然な会話が聞ける、という点では
面白い本ですが、教材としては、
微妙な点がある。
1.解説が素人すぎる。著者がネイティブでさらに英語を研究してる人ならともかく、
日本人の著者による「?と私は感じます」みたいな主観的な解説で、説得力に欠ける。
スラング率もやはり適切ではない。
2.アメリカでは意見を主張すべき、という(すでに周知の)話が「またかよ!」
というぐらい何度も出てきて、本当にうんざりする。(しかも、アメリカ社会の
中にも、日本とは違う形で遠慮というものはちゃんと存在するし、話し合いはともかく、
やはり喧嘩に近いディベートを好まない人は日本人のようにいっぱいいる)
3.「聞いて楽しむ」には値段がちょっと高すぎる。かといって、教材には向かない。
この本に集録されてる内容でシャドウイングなどは、絶対に薦めない。
自分が日本語で話したのを録音して、それを日本語を勉強してる外国人がシャドウイングに使う
ということを想像すれば分かるが、やっぱり英語の練習には、綺麗な発音で
まともな言葉遣いがされている他の教材を使うべき。
ネイティブの生の発音を聞きたい、というだけなら、
CNNのセレブ・インタビューズなどのほうが、
値段が安くて、余計な解説もなくて良い。
かなりきついです。
皆さん書かれているとおり、台本なし。スピードも容赦なしです。NHKのやさしいビジネス英語みたいな結構上級向きのテキストでも、普通のネイティブが話すのに比べると、ゆっくり、はっきりですが、この本の英語は掛け値なしにナチュラルスピードです。
着想は面白いが仕上がりは不満足
台本なしの生の話しを録音し、リスニングの教材とするというのは一つの考え方である。確かにこの録音を聞いていると、ぶっつけ本番で話す場合の特徴である言い直しやためらい、you knowといったフレーズの多用などが分かり、こうした状況でしゃべられることを聞いて理解する練習にはなる。
ただ、それは訛りやスラングということではない。こうしたものに慣れるためだったらむしろノン・ネイティブの英語や例えばインド英語(シリコン・バレーではこれを知らないと仕事ができないとも言われる)のようなものも入れておかなければいけないだろう。また、各インタビューについて「スラング率」という指標を挙げているのも適切ではない。インタビューの相手の年齢層の広がりが乏しいことも欠点である。
文章の解説は時として理解に苦しむ程、簡単な事項を取り上げている反面、肝心な話し方の特徴に触れることがとても少ない。また、単純なミス(例、195ページのquantitative backgroundに関する説明)もある。
着想は面白いがexecutionは満足がいくものではない。
なお、このCDをリピーティングやシャドーイングに使用するのは不適当である。著者はこうした使い方を推奨している訳ではないが、fluencyを高めるためなら、滑らかにしゃべられているものを使わなければ意味がない。
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